ふわふわでおいしいスポンジケーキを作りたい!でもいつも作る時に固くなったりしぼんじゃって失敗しちゃう…何か簡単に作れるコツはないかな?
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こんにちは、ゆう子です(*^^*)
ふわっふわでしっとりとした口解けのスポンジケーキって本当に美味しいですよね。
「うちでもお店で食べるような美味しいケーキを作りたい!でもなんだか難しそう…」と悩んでいる方はとっても多いです。
今回はプロのパティシエをしている友人に聞いた!
スポンジケーキをふわふわにするコツとしっとりさせる方法をご紹介します。
膨らまない原因ってこんなに単純なものだったんですよ^^
初心者さんでも失敗しないふわふわしっとりなスポンジケーキのレシピもご紹介します!
誕生日やクリスマス、こどもの日やひな祭りなどのイベントごとにはぜひふわふわの美味しいスポンジケーキを作ってみてくださいね♪
スポンジケーキをふわふわにするコツ
まず、スポンジケーキを膨らますためには卵の力を最大限に引き出してあげることが一番大切です。
スポンジケーキをふわふわに作るためのコツを6つご紹介します。
- 1、卵は常温に戻す
卵は冷たいままだと泡立ちにくいので、冬場なら使う1時間前、夏場なら20分ほど前から冷蔵庫から出しておきましょう。
卵を触ってみて冷たいと感じなくなったら常温に戻った証拠です。
- 2、温めながら混ぜる
卵を混ぜるときはお湯で温めながら混ぜましょう。
冷たいままだと泡立ちが悪くなります。
卵を触ってみて少し温かいと感じるくらいまできちんと温めてからしっかりと泡立てていきます。
- 3、ゆっくり泡立てる
卵を泡立てるとき電動ハンドミキサーを使ってもいいですが、一気に泡立てると卵に含まれる気泡が大きくなってしまい、焼きあがった時につぶれる要因になったり、パサパサした出来上がりのスポンジケーキになってしまいます。
ハンドミキサーを使うときは弱モードでゆっくり泡立てるようにしましょう。
- 4、生地が白っぽくなるまでしっかり泡立てる
卵だけでふんわりするくらいしっかり泡立てるのがスポンジケーキを柔らかく仕上げる重要なポイントです。
泡だて器(ハンドミキサー)で生地を持ち上げてみて、太めのリボン上に跡が残るくらいがしっかり泡立っている証拠です。
ここでしっかり泡立てられるとふんわりした美味しいスポンジケーキが焼きあがりますので、頑張りましょう♪
生地が白っぽくなるまでしっかり泡立てたら最後は全体を大きく1〜2回混ぜておくと生地の中の気泡が均一になってきめ細かいスポンジになります。
- 5、小麦粉は2回以上ふるっておく
卵が泡立ったら小麦粉を加えますが、この小麦粉も2回以上ふるっておくことで小麦粉に空気がしっかりと含まれ、ふんわりとしたスポンジケーキになります。
生地に小麦粉を入れる際も1か所に固まって入れるとせっかく泡立てた卵の気泡がつぶれてしまうので、振るいながら全体にまんべんなくかかるように入れていきましょう。
- 6、粉を入れたら大きく混ぜる
小麦粉を生地に入れた後の混ぜるコツは左手でボウルを手前に回しながら、右手のゴムベラでボウルの奥から底を通って生地をすくい、ゴムベラを裏返すようにして大きく混ぜていきます。
小麦粉を入れた後の混ぜる工程を「切るように生地を混ぜる」と良くいいますが、切るように混ぜても意外と生地は混ざりません。
ここでもしっかりと卵と小麦粉が混ざり合うことが大切ですので、粉が見えなくなってから10~15回くらいは混ぜるようにしましょう。
「こんなに混ぜると卵がつぶれちゃうのでは?」と思われるかもしれませんが、しっかりと卵を泡立てておけば、気泡はほとんどつぶれることなく混ぜ合わせることが出来ます。
スポンジケーキをしっとりさせる方法
ふわふわのスポンジケーキのコツをつかんだら、スポンジケーキをしっとりさせる方法についても押さえておきましょう。
- 1、砂糖は絶対に減らさない
スポンジケーキのレシピを見ると「こんなに砂糖やバターを使うの!?」とびっくりされて、カロリーが心配になり、砂糖の量を減らしてしまわれる方がいらっしゃいますが、お菓子作りの基本は材料の計量をしっかり行うことです。
特に砂糖は卵の気泡をつぶれにくくし、生地をしっとりさせる働きがありますので、絶対に減らさないようにしましょう。生地がパサつく原因になります。
- 2、バターは全体にまんべんなく行きわたるように混ぜる
スポンジケーキを作る工程で溶かしバターを加える工程がありますが、このバターの油分が全体にしっかりと行きわたるようになるとスポンジケーキがしっとりします。
またこのときもしっかりと生地に混ぜこむようにします。
- 3、焼きあがったら早めにシロップを塗って乾燥を防ぐ
スポンジケーキが焼きあがって粗熱が取れたら、半分にスライスし、早めに切り口にシロップを塗っておきます。
シロップを塗ったらスポンジ全体をラップでくるむようにすると水分が蒸発せずしっとり感を保つことが出来ます。
- 4、デコレーションの前日に焼いておく
スポンジケーキはなるべくならデコレーションする日の前日に焼いておくと生地がおちついてしっとりして美味しくなります。
なかなか前日から仕込みをするのは大変ですが、お時間が許すのであればぜひ前日にスポンジケーキを焼くようにしてみてくださいね。
- 5、レシピは共立てがおすすめ
スポンジケーキの作り方には卵の卵白と卵黄を分けて混ぜる別立てと、卵を分けずに混ぜる共立ての2種類があります。
別立ては比較的さっくりとした触感に焼き上がり、少々きめが荒い印象になります。
共立てはしっとりときめ細かいスポンジが出来ますので、しっとりさせたいときには共立てがおすすめです。
ケーキが膨らまない原因は?
最後にケーキが膨らまない原因についても知っておきましょう。
ここまで知っておけばふわふわしっとりのスポンジケーキが作れないなんて言わせない!?
知っておくのと知らないのとではスポンジケーキの出来上がりに差がつきますので、ぜひご覧くださいね(*^^*)
- 1、調理器具が汚れている
すごく初歩的なことですが、泡だて器やボウルなどの調理器具に水滴や油分が少しでも残っていると生地の膨らみを阻害し、膨らまない原因となります。
使う前に調理器具を改めて点検し、水分や油分がない状態にしておきましょう。
- 2、生地が分離してしまっている
卵が冷たかったり、溶かしバターの温度が低いと生地が分離してきちんと混ざらず、生地が膨らまない原因となります。
卵は常温に戻したうえで湯煎で温め、溶かしバターはアツアツの状態で一気に加えましょう。
- 3、焼き上がりにしぼんでしまう
スポンジケーキはオーブンから出した直後はふわふわだったのに、時間が経ってから小さくしぼんでしまうこともあります。
これはスポンジ内部の空気の体積がアツアツの時には最大化しているのが温度の低下とともに小さくなるためです。
生地の縮みを防ぐためにはスポンジケーキが焼きあがったら20~30センチくらいの高さからスポンジケーキの入った型を台に落として中の空気を外の空気と入れ替えてあげることが大切です。
この一手間でしぼみを防ぐことができますので必ず行いましょう。
スポンジケーキがしっとりふわふわになる作り方
しっとりふわふわのスポンジケーキの作り方をご紹介します。
今までお伝えしたことを総動員して美味しいスポンジケーキを作りましょう!
材料
※型は18~20センチくらいです
- 卵3個
- グラニュー糖90g
- 小麦粉=薄力粉90g
- バター30g
- 牛乳30g
(シロップ)
- 砂糖40g
- 水40g
下準備
- 卵を使う20分~1時間くらい前(季節によって異なる)から冷蔵庫から出しておき、常温に戻しておく。
- 調理器具に水分や油分がついていないかを確認しておく。
- 薄力粉は2回以上ふるっておく
- シロップ分の砂糖と水を耐熱容器に入れ、砂糖が完全に溶けるまで電子レンジで様子を見ながら加熱していきます。合間によく混ぜながら砂糖を溶かしきり、冷ましておきます。
作り方
- 卵の殻を触ってみて冷たくなくなったら、ボウルに卵をすべて割入れ、泡だて器で軽くほぐします。熱めのお風呂くらいのお湯が入ったボウルを用意し、卵が入ったボウルをつけて温めながら混ぜます。熱々のお湯だと卵に火が通ってしまうので注意しましょう。
- 卵を触ってみて温かいと感じるくらいの温度になったら湯せんからはずし、グラニュー糖を加えてしっかりと泡立てていきます。
このときに電動ミキサーに持ち替えても良いですが、決して強モードで混ぜず、弱モードでゆっくりと混ぜていきましょう。途中で卵が冷めてきたら再びお湯につけながら混ぜます。 - 卵が白くもったりとしてきたら泡だて器で生地を持ち上げてみて、太いリボン上に跡が残るくらいになっていたらOKです。
- 最後に泡だて器で1〜2回全体を大きく混ぜておき(ミキサーの場合は電源を切ってください)、生地の中の気泡を均一にしておきます。
- ここでオーブンを170度に予熱しておきます。
- 次にゴムベラに持ち替えて、ふるっておいた小麦粉を2回に分けて加えていきます。加えるときはさらにふるいながら卵液に入れていきます。
ボウルに入れるときは粉が一か所に固まらないよう、全体に粉を振り入れて、大きく底から持ちあげるようにして混ぜこみます。
このとき左手のボウルは手前に回しながら、右手はボウルの奥から底を通り、生地を持ち上げてゴムベラが逆さになるように大きく混ぜていきましょう。
大きく混ぜていけば卵に含まれた気泡はほとんどつぶれませんので、ここでしっかりと卵液と小麦粉を混ぜていきましょう。 - バターと牛乳をあわせて耐熱容器にいれ、レンジで様子を見ながら加熱し、アツアツのとろとろ状態にします。
- 7のバター液に6の生地を少々入れてしっかりと混ぜ合わせ、ゴムベラにつたわせるようにしてバター液を回しいれます。バターがすべて入ったらここでも底から生地をすくうようにしてしっかりと混ぜこみます。
- 生地ができたら静かに型に流し込み、型を5センチくらいの高さから数回キッチン台に落として空気を抜きます。
- 170度に予熱したオーブンに入れて30~40分焼きます。
- 竹串などを真ん中に差してみて竹串にトロッとした生地がついてこなければ焼き上がりです。
- 焼き縮みを防ぐため、スポンジケーキが型に入ったまま20~30センチくらいの高さからドンとキッチン台に落として空気を抜きます。
- 型から出してスポンジケーキを冷まします。スポンジケーキは乾燥しないようにラップをかけておきましょう。
- ある程度スポンジケーキが冷めたら半分に切って、シロップを塗っておきます。シロップを塗ったら全体をラップでくるんでデコレーションするときまで保存しておきます。
まとめ
今回はふわふわしっとりのスポンジケーキの作り方をパティシエの友人に聞いてまとめてみました。このレシピ通りにいけばきっと、とろけるようなふわふわのスポンジケーキを楽しめるはずです(*^^*)美味しいデコレーションケーキが出来上がりますように!
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