子ども用のバイオリンは、分数バイオリンといって、体の成長に伴って楽器の買い替えをします。5歳頃に始めたとすると、1/10の楽器でスタートします。小学校高学年までに5回買い替えます。
1~2年に一度買い替えるペースです。子どものバイオリンも安いものではありません。なのに、そんなに頻繁に買い替えないといけないの…!と思いますが、下取りに出したり、メルカリで売るなどの対策をしている人が多いです。
子ども用のバイオリンの買い替え回数は?値段はどのくらいかかる?
子ども用のバイオリンは成長に合わせて買い替える必要があります。1/16、1/10,1/8,1/4,1/2,3/4というように成長に合わせて変えていきます。大人用のバイオリンは4/4サイズです。
子どもの身長や腕の長さなどに合わせて選びます。1/16サイズから始めた場合の買い替えの回数は7回です。
1~2年にごとに何度も買い替えるなんて、お金がかかる!と思ってしまうかもしれません。子どもの習い事は、ずっと続ける子もいれば、飽きてすぐにやめてしまう子もいます。
バイオリンよりピアノを習いたがったり、男の子ではサッカーなどのスポーツに興味を持つ子もいるでしょう。そのため、初めのうちはできるだけかかるお金は少なくしたいものですね。
服と同じように、少しくらい大きくても良いから、大きめを与えたいと考えてしまうかもしれませんが、その時々で子どもの体に合う大きさのバイオリンを使う方が、上達します。
使いにくいものを無理して使えば、バイオリン演奏そのものが嫌になってしまうかもしれません。お子さんの可能性を伸ばすためには、一つずつサイズアップすることは必要なことということになります。
楽器は新品をそろえなくても平気です。バイオリンを扱っているお店では、中古のバイオリンが状態も良く販売されていることも多いです。他にも、ネットやメルカリ、ヤフーオークションなどでも手に入れることができます。
ただ、ネットなどでは状態を見ることができませんので、届いたら状態が悪くて修理費がかなりかかってしまったというケースもあります。
そのため、できれば店舗のあるところで実物を見て、新品または中古で購入することがおすすめです。新品のバイオリンの場合、楽器と弓、ケースがついて2~10万円と幅があります。
お試しにどうかと考えている場合は、レンタルという手段もあります。
ヤマハの『音レント』では、1/16サイズのバイオリンで1カ月2310円から利用できます。
1年で、27,720円かかります。
1年目はレンタルし、子どもが成長して一度目の買い替えのタイミングで中古や新品を購入するのもひとつです。
鈴木バイオリンのセット(本体、弓、ケース、ブランケット、松ヤニ)では、楽天で調べると56,628円(2022.6月現在)です。このタイプのバイオリンを買い替えごとに7回購入すると、約39万になります。
入門用の分数バイオリンセットでは、安いものもあります。こちらは1/8サイズですが2万円かかっていません。続けるかわからないうちは、このランクでも十分ですね。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/kurosawa-music/ste-sv-1201-8-s.html?sc_e=afvc_shp_2327384
買い替えるときに下取りに出せば、戻ってくる金額もあります。分数バイオリンの買取相場は、およそ2,000~20,000(税込み)です。
バイオリンの初心者サイズは?
分数バイオリンを選ぶときの目安は身長と腕の長さです。対比表が参考になります。店舗で選ぶならば実際に手に取って確かめることをおすすめします。
バイオリンを始めて弾くときの年齢や身長によって、選ぶサイズは変わります。3歳で始める場合と、5歳で始める場合でも体格が違うので、始めるバイオリンのサイズも違ってきます。
<身長で選ぶ場合>
1/16:105cm以下
1/10:105~110
1/8:110~115
1/4:115~125
1/2:125~130
3/4:130~145
4/4:145以上
<腕の長さで選ぶ場合>
1/16:38cm以下
1/10:38~41
1/8:41~44
1/4:44~50
1/2:50~53
3/4:53~57
4/4:57以上
バイオリンフルサイズの値段や選び方
フルサイズのバイオリンを購入する場合は、できるだけ楽器店で購入することをおすすめします。予算はピンキリです。家で楽しむ程度で20万~50万ほど、大学でオーケストラなども考えている場合は、50万~100万ほどは考えておきましょう。
また、その予算に弓を入れるかどうかでも本体の値段は変わってきます。ある程度成長してから習い始めたり、大人になってから始める時の初心者の場合は、安いものでも十分です。
ですが、ある程度レベルが上がっている場合は、それなりの良い音がするバイオリンが欲しくなります。良い楽器は、一生ものになります。そのため、楽器屋さんで弾き比べて気に入るものを見つけてほしいです。
まとめ
習い事がバイオリンと聞くと、買い替えにお金かかりそうと、まず思ってしまいます。子どものころから習っていて、フルサイズのバイオリンを買う頃には上達もしていますし、それなりの値段がします。
ですが、それまでは、上手に下取りしながら、中古も利用していくと値段を抑えることができます。
バイオリンが楽しい!と頑張って練習しているわが子を見ていると、続けさせてあげたいですね。
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