子供にインフルエンザの予防接種を受けさせたいんだけど2回接種しなきゃダメなの?そもそもどうして2回受けるの?1回だけじゃ効果は薄いの?
インフルエンザの予防接種の相場は下記記事でもご紹介しましたが1回約2500円~3500円くらいします。
子供の場合2回接種を勧めていることが多いので、子供1人に対し、1シーズンで5000円~7000円かかることになりますね。お子様が何人もいらっしゃる場合は万単位でお金が吹っ飛びます(>_<)
子供のためとは言え、私はふと「なんで子供は2回打たなきゃいけないんだろう」と考えてしまったので、調べた結果をまとめてみました。
インフルエンザ予防接種は子供は2回必要?
こんにちは、ゆうこです(*^^*)
お子様にインフルエンザの予防接種を受けられるという方も受けられないという方も、「子どもは2回接種する」というのを聞いたことのある方が多いと思います。
でも良く調べてみると子どものインフルエンザの予防効果は最大でも30%ほどしかないようですし、予防接種を受けてもインフルエンザにかかってしまう子も多いようです。費用も安いわけではないですし、1回でも2回でも効果が変わらないのであれば、1回でいいんじゃないの?と思いませんか?
…これは決してケチっているとかそういうわけではなく^^;
予防接種をするということは子供の身体に注射針を打ちこむことになりますし、多少なりとも子供の負担になります。さらに絶対泣くことが目に見えてますよね(>人<;)
しかもインフルエンザの予防接種が始まる10月11月ごろはいろいろなウイルスや風邪菌が蔓延する時期でもあるので、そんなときに病院に行くこと自体をためらわれる方も多いと思います。
そもそもですが、子供にインフルエンザワクチンの2回接種が勧められているのはなぜなのでしょうか?
インフルエンザ予防接種を2回するのはなぜ?
インフルエンザに限らずですが、予防接種には2回、もしくは3回打つものが多くあります。これは人間の免疫を最大限に高めるための「ブースト効果」を狙ってのもので、予防接種を複数回打つことによって、たとえば本来2回打つと2倍の効果が受けられるワクチンの効果が3倍にも4倍にもなると言われているためです。
このブースト効果は大人にも子供にも効果があるので、実は大人も2回打った方が効果がより発揮されるのですが、特に子供に対して2回接種が推奨されているのは子供は大人に比べて免疫力が弱く、ワクチンによる免疫がつきにくいんですね。
また、免疫機能というのは、かかったことのある病気に対して、強くなっていくものですので、インフルエンザにかかったことのない子供はワクチンの免疫効果が十分に得られないことがあるんです。
そのため、13歳未満のお子様や赤ちゃんには予防接種を2回受けることが推奨されています。
インフルエンザ予防接種は子供に1回しか打たないと効果が半減する?
子供のインフルエンザのワクチンは2回接種を「推奨」しているとはいえ、必須ではありません。1回では予防接種の効果がないのかというとそうではなく、1回でもインフルエンザワクチンを打った子供と打ってない子供では、やはり予防接種を受けた子供の方が重症化するリスクが低いとされています。
また、人間は一度ウイルスや菌に感染すると身体に「免疫」がつくため、最近インフルエンザにかかった方は再度全く同じ型のインフルエンザにかかる可能性が低くなると言われています。
ただし、インフルエンザウイルスは突然変異することもあるので、同じA型ウイルスでも変異をして強いウイルスに変わってしまうようなことがあれば再度A型ウイルスにかかってしまうというリスクもあります。
このことからやはり一番予防接種を効果的に打つためには2回接種し、ブースト効果を期待するのが良いと言えます。
ブースト効果によって通常「2」得られる免疫が「3」にも「4」にも上がると言われていますので、1回しか打たない子に比べると倍以上の効果が期待できますよね。
まとめ
ワクチンの接種回数については小児科医の中でも様々な意見の方がいらっしゃいます。
私の友人の中にも病院で相談したら「去年インフルエンザにかかったならワクチンは1度でいいと言われた」とか「毎年ワクチンを打っているなら1度でいいと言われた」とか「何度ワクチンを打っていようが、インフルエンザにかかっていようが、2回接種しなきゃダメと言われた」とかいろいろな話を聞きます。
迷ってしまったときに一番いいのはやはり信頼できるかかりつけの先生に相談するのが良いかと思います。その上でご家族でお子様のインフルエンザの予防接種について話し合い一番いい方法を見つけてあげましょう!
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