おせちに黒豆を入れたいんだけど何だか難しそう。どうやったらつやつやの美味しい黒豆が作れるの?
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こんにちは、ゆう子です(*^^*)
おせちにかかせない黒豆はや日常の食卓にも取り入れたい一品ですよね。うちの息子は渋い?のか、黒豆が大好きで、市販の黒豆を買ってくると一袋ぺろりと食べちゃいます^^;
自宅で作れたらもっといっぱい食べさせてあげられるのにな~と思いましたが、黒豆って煮るのに時間がかかるししわしわになったり黒くならなかったりして失敗もしやすく、手作りは嫌厭しがちですよね。
でも一見難しそうに思える黒豆の煮つけですが、一度コツをつかんで作ってみると意外と簡単なものだということが分かりました^^!
今回は初心者さんでも簡単な黒豆の上手な煮方と時短のコツ、つやつや黒々とした美味しい黒豆煮の作り方についてご紹介します。
黒豆の簡単な煮方
黒豆となると戻すのに何時間もかかって煮るのにも何時間もかかってと、時間ばかりかかるイメージってありませんか?また圧力鍋を使わないと柔らかくならないとか、何だか初心者さんには難しそうな感じがしますよね。
でも次の方法を使うととっても簡単に素早く黒豆を煮ることが出来ますのでぜひ試してみてくださいね。
黒豆を早く戻す方法
まず黒豆を戻すときですが、出来るだけ水を含ませた方が煮たときに柔らかく仕上がります。
水で戻す場合は一晩つけておく必要がありますが、前日から仕込みをするのってちょっと面倒ですよね。
そこで、単純な話ではありますが、戻すときに「お湯」を使うと短時間でもっと手早く黒豆を戻すことができます。
お湯を使う場合の戻し時間は約1時間~2時間に短縮出来ます。
さらに時短したいときは熱湯2リットルに対し、「小さじ1/2の重曹」を加えると戻し時間は約30分となり、より早く戻すことが出来ます。
重曹には豆を柔らかくする働きがあるため、戻し時間の短縮が出来るのです。
ただ、重曹は入れすぎると味が美味しくなくなってしまいますので、必ず熱湯2リットルに対して小さじ1/2の量を守るようにしてくださいね^^
さらに、黒豆をお湯で戻すところのいいところは、黒豆を煮ているときに豆が割れにくくなることです。豆が割れるとどうしても見た目が悪くなってしまいますので、それを防ぐためにもお湯で戻すことは有効です。
また、豆を煮るときには落し蓋をして、極々弱火で煮ると豆が水の沸騰で動かないので、より割れにくくなります。ぜひ試してみてくださいね。
黒豆をつやつやにする方法
おせちの黒豆といえばつやつやと綺麗に輝いているイメージがあると思います。こんな美味しそうな黒豆を自宅でも作ってみたいですよね。
この黒豆のつやのもとは鉄くぎを入れることで実現できます。
黒豆の黒さはアントシアン系の色素でできており、「鉄」と反応することで色がきれいに出る性質があります。
鉄分であれば鉄なべや鉄でできたフライパンなどでも同様の効果があり、照り良く黒々とした、美味しそうな黒豆を作ることができますよ。
黒豆をきれいに黒くする方法
黒豆を煮ていると黒豆なのに黒くならず赤くなってしまうことがあります。
これは煮るときに空気に触れてしまったため、綺麗な色素が出なかったことが原因です。また熟しきっていない黒豆を使った場合も赤黒くなることがあります。
煮る時は黒豆がひたひたになるくらいのたっぷりの水を使いましょう。落しぶたをするとより空気に触れづらくなりますし、豆が割れるのを防いでくれます。
また、料理で照りをつけるために用いるものとして「みりん」がありますが、みりんは黒豆が黒くなるのを阻害してしまいますので、みりんは使用しないようにしましょう。
スーパーなどで黒豆を選ぶときはなるべく黒色の濃い熟したものを選びましょうね。
黒豆がしわしわになるのを防ぐには?
もう一つの悩みとして黒豆が煮えた後にしわしわになってしまうことがあります。
黒豆にしわがよる原因は急激に温度が変わったことです。煮終わった時にすぐ落し蓋を外してしまったり、風を当てたりして急激に冷ますとしわが寄りやすくなってしまいます。
黒豆が煮終わったら落し蓋などはそのままにしておき、空気に触れないよう鍋にさらにふたなどをして空気に触れないように冷ますとしわがよらず綺麗な黒豆に仕上がります。
黒豆の美味しい作り方
最後に簡単つやつやふっくら♪の美味しい黒豆レシピをご紹介します。とっても簡単なので最初の黒豆の煮物を作るのにぴったりです^^
- 黒豆300g
- お湯2リットル
- 重曹小さじ1/2(なくても良い)
- 鉄くぎ(あれば)
- 砂糖250g
- 醤油大さじ3
- 塩小さじ1
作り方
- まず黒豆を軽く水洗いします。
- 2リットルの熱湯を用意し、そこに重曹を溶かします。(重曹がない場合はこの工程は無視して大丈夫です。)
- 2に黒豆を入れ、重曹入りのお湯の場合は30分、お湯の場合は1~2時間置いて、豆を戻します。
戻りの目安は豆がふっくらしてきたかどうかです。ふっくらするまで時間は適宜調整してくださいね。
※このときに鉄くぎを綺麗に洗って布に包んで入れておくと出来上がった時の黒さやつやが増します。 - 黒豆が戻ったら調味料をすべて加え、沸騰するまで強火にかけます。鉄くぎを入れている場合はそのまま煮ます。拭きこぼれないように注意しましょう。あくがでてきたらすくい取ります。
- お湯が沸騰したら豆が動かない程度の弱火にし、アルミホイルやクッキングシートなどで落し蓋をします。
- そのまま3時間程度煮ます。
※煮ている間もたまに様子をみて、豆がお湯から出ていないか確認しましょう。ほぼ出ないかと思いますが、豆が水面から顔を出していたらお湯を足してください。 - 3時間たったら1粒取り出し、手や口でつぶしてみて、適度な柔らかさになっているか確認します。
茹で時間はここで調整してくださいね。 - 豆が煮えたらそのまま放置し、冷まします。このとき鍋にさらにふたをして豆がしわしわになるのを防止しましょう。
- 出来上がり♪
まとめ
黒豆を上手に作るコツをまとめます。
- 黒豆を戻すときはお湯を使うと早いし豆が割れにくくなる
- 重曹を使うと豆が柔らかくなる。重曹の量は水2リットルに対して小さじ1/2
- 黒豆をつやつやにするには鉄分が大事。鉄くぎを入れたり、鉄なべを使おう
- 黒く仕上げるために煮るときはたっぷりのお湯で豆を空気に触れさせない
- 冷ますときはしわが寄らないように空気に触れさせない
今回は黒豆を簡単に煮る方法についてご紹介しました。
豆の戻し時間をお湯で時短し、あとは鍋をごく弱火にかけて放置しておくだけなので、これでおいしく美しい黒豆の煮つけが出来たらリピートしたくなっちゃいますよね。ぜひ今年のお正月や日頃の食卓に取り入れてみてくださいね。
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